転職先失敗したかも・・・と思ったら

「良い会社だと思って転職したけど、やっぱり失敗だったかも…」と悩んでいませんか?
この記事では、転職に失敗した人向けに対処法を解説します。
勢いで辞めてしまうと後悔することもあるので、慎重に考えていきましょう。

「転職先に失敗したかも」と思ったら考えること

「転職先に失敗したかも…」と思ったら、まず下記の2つを整理しましょう。

  • 失敗したと思う理由を整理する
  • 転職して良かった点を整理する

両方を書き出してみて、冷静に分析することが大切です。

1つずつ解説します。

失敗したと思う理由を整理する

まずは「失敗した」と思う理由を書き出してみてください。
例えば下記のようなイメージです。

  • 仕事が面白くない
  • イメージと違った
  • 聞いていた話と違った
  • 社風が合わない

書き出したら「どうしても譲れないもの」があるかチェックしましょう。
どうしても譲れないものがあって耐えられないなら、転職を検討してもいいと思います。
反対に「今は辛いけど解決する問題」なら、勢いで辞めない方がいいかもしれません。
※例えば、キャリアアップしていけば解決することなどは、一旦考え直した方が賢明です。

転職して良かった点を整理する

次に「今の会社に転職して良かった点」を書き出してみましょう。
例えば下記のような内容です。

  • 給料が上がった
  • 前の会社よりは人間関係が良い
  • 前より大きい現場で働けるようになった
  • キャリアアップ制度が充実している

そして、先ほどの「失敗したと思う理由」と比較して、本当に辞めるか検討してみてください。

判断がつかないなら第三者に相談する

自分で判断がつかないなら、第三者の意見も参考にしてみましょう。

  • 家族
  • 同業の友人・知人
  • キャリアカウンセラー

誰かに相談することで、間違った判断をするリスクを減らせます。

辞めずに解決できる方法がないか相談しよう

上司に相談するなどして、今の会社を続けられる方法がないか探ってみましょう。
例えば、下記のような解決策があるかもしれません。

  • 配置換え
  • 業務内容の変更
  • 有給休暇をもらってリフレッシュ

1人で悩んでも解決しないので、上司に相談することも検討してみてください。
ただし、どうしてもダメなら転職を考えましょう。

体調不良が表れているなら退職を検討してもいい

もし、すでに体調不良が表れているなら、すぐの退職も検討してみましょう。
一番大切なのはあなたの心と体です。
下記のような状態であれば、医師に相談することも考えてください。

  • 病気を発症している
  • どうしても朝起きられない
  • 突然涙があふれてくる

心身を壊してしまうと再就職も困難になるので、早めの判断が重要です。

転職したばかりですぐ辞めるデメリット

転職したばかりですぐ辞めるデメリットは、「次の転職が不利になること」です。
「すぐ辞める人」に見えるため、なかなか内定をもらえないケースがあります。

先に辞めてしまうとさらに転職が不利になることがある

次の転職先が決まっていない状態で辞めてしまうと、「短期離職+ブランク」の状態になってしまい、さらに転職が不利になります。
可能であれば、在職中に転職活動するのがおすすめです。

ただし資格保持者は短期離職でも転職できることアリ

ただし、建設系の有益な資格をもっている人は、短期離職でも転職できる可能性があります。
具体的には下記のような資格があると有利です。

  • 施工管理技士
  • 建築士

もちろん実際に転職活動してみないとわかりませんが、資格がない人よりは有利になることもあります。
反対に、資格がない人は転職活動に苦戦するリスクがあるので知っておきましょう。

短期離職で転職する3つのコツ

短期離職でも転職するコツは下記の3つです。

  • 短期離職した理由を「やむを得ない理由」だと納得してもらえるように説明する
  • 転職のプロに退職理由のアドバイスをもらう
  • 可能であれば出戻りも検討する

こちらも1つずつ解説します。

短期離職した理由を「やむを得ない理由」だと納得してもらえるように説明する

「やむを得ない理由」だと、採用担当者に理解してもらえることがあるからです。
具体的には下記のような理由です。

  • 体調不良
  • 家庭の事情
  • 明らかに虚偽の求人だった

ただし、体調不良や家庭の事情の場合は、今は問題が解消していることを伝えてください。
解消していることを伝えないと、「業務ができないのでは?」と思われて採用されにくいからです。
例) 前職は体調不良で退職しましたが、今は回復しており業務に支障はありません。

また、明らかに虚偽の求人だった場合は、今の会社のせいにしすぎると印象が悪くなりますので注意が必要です。
例) 「虚偽の求人でしたが、よく調べなかった私にも落ち度があります。なので、今回は企業研究を徹底しました。
その結果、御社で働きたいと思いました」


というように、短期離職には理由があることを納得してもらえるように、キチンと説明を行いましょう。

転職のプロに退職理由のアドバイスをもらう

短期離職の退職理由を思いつかない場合は、転職エージェントに相談してみるのも良いでしょう。
応募企業のことをよくわかっているので、内定率が上がる退職理由の伝え方を一緒に考えてくれます。
あなたが転職活動のプロになる必要はありませんので、知恵を借りるのも有効です。

可能であれば出戻りも検討する

「前の会社の方が良かったな…」という人は、出戻りも検討してみましょう。
あなたの人となりをわかっているので、採用される可能性もあります。
ただし、社内の人間関係が以前と変わってしまう恐れがあるので要注意です。

まとめ

状況の整理を行い、適切な判断を!

短期・早期で転職活動に踏み切るのは、相当なリスクがあると考えてください。
ただし、体調を崩してまで仕事をするのは、長い人生を考えると良いこととは思えません。
可能な限り自分自身で状況整理を行い、友人や同僚に相談して、適切な判断を行えるようにしましょう。