60代の転職

60代で転職できるのか不安に思っていませんか?
結論、条件がそろえば60代でも建設業界で転職は可能です。
転職するメリットやデメリット、転職のコツもまとめたので参考にしてみてください。

60代の建設人材は転職できるのか

厚生労働省が発表した令和3年2月の建設業の有効求人倍率は、5倍を超えています。
※1人の求職者に対して5件以上の求人があることを指す。
全業界での有効求人倍率が1倍くらいなので、いかに建設業界は人が足りていないかわかります。

参考:厚生労働省「一般職業紹介状況(令和3年2月分)について」
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000212893_00052.html

また、国土交通省がまとめた「建設産業の現状と課題」によると、建設業界は若者が不足していることがわかります。

出典:国土交通省「建設産業の現状と課題」
https://www.mlit.go.jp/common/001149561.pdf

以上のとおり、60代であっても転職できるチャンスは多いと言えます。

建設業界の60代の平均年収

他業界と比べると、建設業界は60代でも年収が高いことがわかります。
厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」を参考に計算した結果は下記のとおりです。

  • 一般の60代の平均年収:394万円
  • 建設業の60代の平均年収:465万円

ただし、建設業界の50代の平均年収は650万円程度なので、50代よりは年収が下がることが多いです。
参考までに、建設業界の60代の企業規模(従業員数)別の平均年収は下記のとおりです。
※千円単位は四捨五入しています。

  • 大企業(1000人以上):564万円
  • 中企業(100~999人):513万円
  • 小企業(10~99人):426万円

参考:厚生労働省「賃金構造基本統計調査」
https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/chinginkouzou.html

60代で転職する3つのメリット

60代の人が建設業界で転職するメリットは下記の3つです。

  • 意外に求人の選択肢が広い
  • 業務量を考慮した働き方が選択できる
  • 体力的に辛くない仕事に転職できる可能性がある

1つずつ解説します。

意外に求人の選択肢が広い

求人情報を見てみると、意外に60代の求人が多いことに気づくはずです。
60代は年収が下がることが多く、企業側が採用しやすいため求人が多くなっています。
「求人の選択肢が広い=あなたに合いそうな求人が見つかりやすい」という意味なので、さっそく求人を探してみましょう。

業務量を考慮した働き方が選択できる

面接等で業務量や内容を企業側とすり合わせることで、業務量を考慮した働き方が可能になります。
求人票にも記載があるかもしれませんが、 できる業務や給与面等のバランスを鑑み、交渉してみるとうまくいくケースもあります。

体力的に辛くない仕事に転職できる可能性がある

60代は、体力よりも経験や知識を重視されることが多く、結果、体力的にも配慮してもらえる可能性があります。
企業側が60代を採用する主な理由は下記の3つです。

  • 豊富な経験を現場で活かしてほしい
  • トラブルの対応に経験を活かしてほしい
  • 若手に技術や知識を教えてほしい

事実、若手の育成に集中する60代の人もいます。
体力に自信がなくなってきた人でも、まだまだ活躍できる会社がたくさんありますので、転職の際には業務内容をよく確認してみて下さい。

60代で転職する3つのデメリット

反対に、60代で転職するデメリットは下記の3つです。

  • 年収が下がることがある
  • 資格がないと転職が不利になることがある
  • 新しい技術についていく必要がある

こちらも1つずつ解説します。

年収が下がることがある

前述したように、年収が下がるケースは想定しておきましょう。
どうしても年収を下げたくない人は、下記を意識して転職活動してみてください。

  • できるだけ大手を狙う
  • 「残業できる」と伝える
  • 資格をアピールする(資格手当がつく可能性あり)

ただし「年収が下がってもいいから、無理なく働ける会社がいい」という人は、給料以外を優先して求人を探しましょう。

資格がないと転職が不利になることがある

60代には年次相応の資格を求める企業がほとんどです。
採用の際にも実績だけでなく資格ありきで判断されることも多くあります。
具体的には、下記のような資格があると重宝されます。

  • 施工管理技士
  • 建築士

「あまり資格を持っていない」という人は、選べる求人が減る可能性があります。

新しい技術についていく必要がある

建設業界も技術革新が進んでいます。
特に近年はIT化が進んでおり、タブレット端末やアプリを導入する企業が増えています。
ITに疎い60代の人は、少し苦戦するかもしれません。

60代で転職する3つのコツ

60代の転職のコツは下記の3つなので、参考にしてみてください。

  • 経験を活かせる会社を探す
  • 技術者派遣も検討する
  • 人脈をたどって求人を探すのもアリ

こちらも1つずつ解説します。

コツ1

経験を活かせる会社を探す

当たり前ですが、企業は「即戦力人材」を求めているため、あなたの経験をすぐ現場に活かせそうな会社を選びましょう。
分野別はもちろんのこと、その中で何をしてきたのかが明確だと、応募の判断材料になります。

コツ2

技術者派遣も検討する

技術者派遣だと、業務量を調整してもらえることがあるからです。

  • 残業は少なめがいい
  • 現場は家から近い方がいい

など、条件が合えば要望に近い現場を紹介してくれることもあります。
いわゆる「フリーランス」のような働き方でもあるので、技術者派遣を選ぶ60代の人が増えています。

コツ3

人脈をたどって求人を探すのもアリ

あなたの人となりや得意分野を熟知している知り合いがいれば、周りに良い求人がないか聞いてみるのも良いでしょう。
ただし、紹介で転職すると「辞めにくい」というデメリットがあるので慎重に判断してください。

まとめ

60代での転職は、可能だけど慎重に!

年齢も上がってきて、シニアと呼ばれる世代の転職は一般的には難しいです。
しかし、建設業界の人材不足もあり、可能性は大いにあります。
資格や経験を活かして社会貢献ができると考え譲歩するところは譲歩しつつ、転職活動を行うと良いでしょう。
次が動きにくいこともあるので慎重に転職先を探してみてください。

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