転職したい!と思ったら...

「転職したい!」と思っていませんか? この記事では、転職したいと思ったときに、どのように行動すればいいかを解説します。
転職するメリットとデメリットもまとめたので、参考にしてみてください。
安易に辞めたり転職してしまって後悔しないためにも、慎重に行動していきましょう。

転職したい理由を整理する

まずは、あなたが転職したい理由を整理してみましょう。
もしかしたら、会社を辞めなくても問題解決できるかもしれません。

代表的な「転職したい理由」と、理由別の考え方は下記のとおりです。

  • もっと大きな仕事をしたい|今の会社でもっと大きな仕事が不可能なら転職
  • もっと稼ぎたい     |今の会社の昇給制度では目標の収入に届かないなら転職
  • Uターン・Iターンしたい |今の会社で異動願いを出してみる。異動が不可能なら転職
  • 他にやりたい仕事がある |今の会社でやりたい仕事ができないなら転職する
  • 会社の将来性に不安がある|会社の経営に改善の兆しがなければ転職する
  • 残業が多い・休日が少ない|今の会社で働き方改革が実施される予定はないか?ないなら転職
  • 評価方法に不満がある  |評価方法が変わる予定はないか?ないなら転職
  • 人間関係が不満     |異動や配置換えで問題解決しないか?不可能なら転職を検討
  • 家庭の事情・健康上の問題|異動や配置換えで問題解決しないか?不可能なら転職
  • 尊敬できる人がいない  |外部に尊敬できる人を作ることで問題解決しないか?

「本当に転職するしかないのか」を判断するためにも、慎重に考えてみてください。

本当に転職していいか

メリット・デメリットを整理する

転職する前に、転職のメリットとデメリットも知っておきましょう。
特に、デメリットを知っておかないと、転職後に後悔するかもしれません。
デメリットを知った上で、それでも転職したいなら転職活動を始めてみてください。
メリットとデメリットをそれぞれ解説します。

転職するメリット

転職する主なメリットは下記の6つです。

  • 新たな環境で働ける
  • 今の会社と離れることができる
  • 人間関係をリセットできる
  • 年収が上がるかもしれない
  • やりたい仕事ができるかもしれない
  • 今の会社の不満が解消できるかもしれない

今の会社から離れて、あなたの理想に近い働き方ができるかもしれません。
ただし、あなたの理想が叶うかは転職先によるので、もし転職するならしっかりと企業研究をしましょう。

転職するデメリット

反対に、転職するデメリットは下記の6つです。

  • 転職活動の労力がかかる
  • 退職金が減る可能性がある
  • 転職後すぐは給料が下がる場合がある
  • 転職後すぐはローンが通りにくい
  • 新たな人間関係を構築しないといけない
  • 転職に失敗すると「前の会社の方がマシだった…」と後悔するかもしれない

転職活動には労力がかかります。
特に、在職中に転職活動をする場合は、今の会社の業務の合間で転職活動するため大変です。
UターンやIターンなど遠方への転職活動は、交通費や宿泊費もかかります。

また、退職金は勤続年数で決まるため、転職すると退職金が減ってしまうことがあります。
ただし、今の会社が確定拠出年金(401k)であれば、転職しても退職金は減りません。
転職先も確定拠出年金であれば退職金を移動できますし、転職先が確定拠出年金をやっていなければiDeCoに移動できます。

また、多くの会社は試用期間を設けており、転職してすぐは今の会社より給料が下がるケースがあります。
もし現在の生活費がギリギリだと、転職後に生活費に困ることがあるかもしれません。
転職してすぐは勤続年数が短いため、ローンも借りにくい状態になります。

「前の会社の方がマシだった…」
と後悔しないためにも、デメリットをよく知ってから検討してください。

デメリットを許容できるなら、さっそく転職活動を始めてみましょう。

転職のスケジュールをたてる

転職するなら、まず転職活動のスケジュールを立てましょう。
スケジュールを立てないと、スムーズに転職できない危険性があります。
転職活動には、下記の2つのやり方があります。

  • 在職中に転職活動する
  • 退職してから転職活動する

基本的には、在職中に転職活動するのがおすすめです。
先に退職してしまうと、収入が途絶えてしまうからです。
※自己都合退職の場合、失業保険の給付は退職の4ヶ月後から。

ただし、3ヶ月以上を生活できる貯金があるなら、退職してから転職活動するのも良いでしょう。
※想像以上に転職活動に時間がかかることもあるので、判断は慎重に。

また、下記のように「やむを得ない理由」があれば、先に退職することも検討してください。

  • 体調不良
  • パワハラ・暴力
  • 家庭の事情

転職活動のスケジュール例を紹介します。

スケジュール例

在職中に転職活動する場合

在職中に転職活動する場合のスケジュール例は下記のとおりです。

  • 会社の就業規則で退職できるまでの期間を調べる【1日】
  • 自己分析【2~3日】
  • 求人情報を見て応募企業を絞る【1~2週間】
  • 履歴書と職務経歴書を作成して送付する【1週間】
  • 面接を受ける【1ヶ月】
  • 内定・内定承諾【1~2週間】
  • 今の会社に退職を申し出る【1日】
  • 引き継ぎ業務など【1~3ヶ月】
  • 退職

一般的には、転職するまで3ヶ月くらいかかると思ってください。

スケジュール例

退職してから転職活動する場合

退職してから転職活動する場合のスケジュール例は下記のとおりです。

  1. 今の会社に退職を申し出る【1日】
  2. 自己分析【2~3日】
  3. 求人情報を見て応募企業を絞る【1~2週間】
  4. 履歴書と職務経歴書を作成して送付する【1週間】
  5. 面接を受ける【1ヶ月】
  6. 内定・内定承諾【1~2週間】
  7. 転職

引き継ぎ業務などを行いながら、転職活動を進めていくと早く転職できます。
きちんとスケジュールを把握してから、転職活動を始めましょう。

まとめ

転職したいと思うのは悪い事ではないが、慎重に行動することが必要。

昨今は転職に対してもあまりネガティブな状況ではなくなってきました。
必要以上に身構えることはないでしょう。

しかし安易に辞めたり転職してしまって、自身の思い描く仕事観と違うな、などが起こってしまってはもったいないので、 会社研究などをしっかりと行い、後悔のない転職を行いましょう。