履歴書の書き方

転職するときの履歴書の書き方を解説します。
履歴書はめったに書くものではないので書き方がわかりにくいですが、書き方を間違えると書類選考を通過できない恐れもあります。
履歴書の正しい書き方を解説するので、参考にしてみてください。
履歴書の書き方

履歴書の書き方について、下記の項目で1つずつ解説してきます。

- 日付
- 写真
- 氏名
- 年齢
- 住所
- 電話番号
- メールアドレス
- 学歴
- 職歴
- 免許・資格
- 志望動機
- 趣味・特技
- 本人希望欄
項目1
日付
日付は投函日を記入しましょう。
履歴書を面接にもっていく場合は面接日を記入します。
履歴書の日付は、西暦or和暦で統一しましょう。
項目2
氏名
姓と名の間にスペースを入れて書きましょう。
ふりがなは履歴書のフォーマットに合わせるのが基本です。
- 「フリガナ」→カタカナ
- 「ふりがな」→ひらがな
項目3
年齢
年齢は「履歴書を投函する日の年齢」です。
なお、履歴書を面接にもっていく場合は面接日の年齢を記入します。
項目4
住所
住所は都道府県から記入しましょう。
アパート・マンション名も省略せずにすべて記載します。
項目5
電話番号
日中に連絡がつきやすい電話番号を記入しましょう。
固定電話がない場合は、携帯電話だけでも大丈夫です。
項目6
メールアドレス
個人のメールアドレスを書きましょう。
くれぐれも会社のメールアドレスを書くのはNGです。
今の会社に転職関連のメールが届いてしまうため、辞めにくくなるなどトラブルの元です。
転職活動用に、GmailやYahooメールなどフリーアドレスを取得しておくのも良いでしょう。
項目7
学歴

学校名は略称にせず、正式名称で書きましょう。
※高校×→高等学校◯
大学や専門学校は、学部・学科・コースも記入しましょう。
特に工学部や建築学科など、転職に有利になりそうな学歴は記載しておくのがベターです。
項目8
職歴

- 入社年月と会社名(正式名称)
- 部署名・配属先
- 担当していた業務
また、退職の記載ルールは下記のとおり。
- 自己都合の退職:一身上の都合により退職
- 会社都合の退職:会社都合により退職
退職日が決まっている場合は、退職予定日も書いておきましょう。
※転職できる時期がわかりやすいです。
職歴が多くて履歴書に書ききれない場合は、「職務経歴書に詳細を記載しています。」と書いて、職務経歴書で詳細を伝えましょう。
応募企業が興味をもちそうな職歴をアピールすると、選考が有利になります。
項目9
免許・資格

- NG:運転免許
- OK:普通自動車第一種運転免許
また、現在勉強中の資格や免許も記入してOKなので、積極的にアピールしましょう。
資格がない場合は「特になし」と記入すれば大丈夫です。
項目10
志望動機

- 結論
- エピソード
- 少し自己PR
- キャリアプラン
- 貢献したい
具体例は下記のとおり。
- コツは、応募企業が求める人材に寄せることです。
- 求人情報やホームページから、応募企業が求める人物像をリサーチしましょう。
- 文章量は200文字くらいでOKです。
項目11
趣味・特技

面接でアイスブレイクになるので、何か書きましょう。
できれば仕事に関連する趣味にすると印象が良いです。
趣味・特技は「人となりを知りたい」という意図があるので、人間性を出してOKです。
ただし、ギャンブルは書くのは印象が悪いのでやめましょう。
また、趣味欄が多すぎると「趣味を優先する人」に見えるので、趣味は1つくらいにしておくのが無難です。
項目12
本人希望欄
「貴社規定に従います」が望ましいです。
特に希望があれば書いてもいいですが、「貴社規定に沿って働けるよう現在調整しています」など一筆加えておくと良いでしょう。
履歴書を書くときの3つの注意点
履歴書を書くときは、下記の3つの注意点があります。
- 履歴書の使い回しはしない
- 鉛筆や消せるボールペンはNG
- 職歴は勝手に省略しない
1つずつ解説します。

注意点1
履歴書の使い回しはしない
履歴書の使い回しはNGです。
なぜなら、採用担当者は使い回しだとわかるから。
「入社意思が低い」と解釈されて、内定率がグンと落ちます。
応募企業をきちんと研究すれば、使い回しの履歴書にはなりません。
企業研究などの努力は履歴書に現れますし、履歴書から本気度が伝わって採用されやすいです。
注意点2
鉛筆や消せるボールペンはNG
履歴書は、鉛筆・シャープペン・消せるボールペンで書くのはNGです。
手書きの場合は黒字のボールペンで書きましょう。
記入を間違えてしまった場合は、面倒ですが書き直すのが無難です。
近年はパソコンで履歴書を書いてOKの会社が多いので、特に指定がなければパソコンで履歴書を作成しましょう。
注意点3
職歴は勝手に省略しない
職歴は勝手に省略してはいけません。
なぜなら、経歴詐称になるからです。
仮に働いた期間が短い会社であっても、きちんと履歴書に記載するのがルールです。
また、仮に職歴をごまかしても、社会保険の履歴でバレてしまいます。
結論、職歴は正しく書きましょう。